迷える仔羊へ2 そもそも何ができるのか。分野別

流行りのAIを使って、お金をバンバン稼ぎたいわ!

うわ、煩悩まぶしい。カネカネいうてると詐欺師のカモネギやで・・・。

生成AIでできること:分野別解説

生成AI(Generative AI)は、データから新しい情報を作り出す技術です。これにより、さまざまな分野で新しい価値を提供することが可能になっています。今回は、初心者にもわかりやすく、生成AIがどのような分野で利用されているかを解説します。


1. クリエイティブ分野

イラスト・デザイン

生成AIは、アートやデザインの世界で大きな革命を起こしています。AIが学習した大量のデータを基に、新しい絵やデザインを作り出すことができます。例えば、絵画スタイルの模倣や新しいロゴのデザイン、広告バナーの自動生成などが挙げられます。

DALL-E 3(OpenAI)
ChatGPT-4o上で作成したロゴマーク(出典: DALL-E 3)
  • 概要: OpenAIが開発した画像生成モデル。テキストの指示から画像を生成します。
  • 評価: ★★★★★(5/5)
  • 価格: ★★★★☆(4/5)ChatGPT Plus $20/月〜, Microsoft Copilot / Bing Image Creator マイクロソフトアカウントがあれば無料で利用
    精度が高く、多様なスタイルの画像を生成可能。研究やプロジェクトに広く利用されています。Microsoft Copilotで利用可能となったため、幅広い層が手軽に利用できるように。ChatGPT-4oの対話で作成してくれる。プロンプト情報も手軽に検索しやすく日本語でのプロンプトの入力が可能で、精度が高い。
Adobe Express/Firefly
出典:Adobe Express
  • 概要: Adobeの画像生成モデル。PhotoshopやIlustratorなどにも内製されています。独自の学習データを用いているため、著作権侵害が発生しにくく信頼性の高い画像が生成できます。
  • 評価: ★★★★☆(4/5)
  • 価格: ★★☆☆☆(2/5)adobe expressは無料 adobe 製品 ¥4980/月〜
    多様なスタイルの画像を生成可能。Photoshopなどと組み合わせて使用したり、illustartor上ではベクター画像を生成できるため、プロデザイナーの使用頻度の高い生成AIです。他のAdobe製品と組み合わせて使用するには比較的高額な使用料がかかる上、使いこなすためにはある程度の習熟が必要であるため、主にビジネスで使用するプロデザイナー向け。
Stable Difusion
出典:stability.aiの日本語サイト
  • 概要: 自前の学習データを用いてデスクトップ上で画像を作成可能。使い勝手が良いことから広く使用され、モデルも数多く頒布されている。
  • 評価: ★★★★☆(4/5)
  • 価格: ★★★★★(5/5)無料〜
    Hugging FaceやDream StudioなどのWebアプリケーション上の環境で利用するか、APIを経由して作成、または自身が作成した環境にStable Diffusionをインストールして使用します。ある程度の知識があれば、自作環境で無料で利用する事ができ、カスタマイズ性が高い生成AIです。ブラウザからの利用の場合は有料の場合がありますが、コードは無料で利用できます。ただし、広く使用されている画像生成AIのため、学習データによっては著作権侵害の問題が発生する可能性があります。
Canva
出典:Canva.com
  • 概要: サイト上で手軽に利用でき、生成画像以外にも多数のテンプレートにより使い勝手が良い。無料機能のみでも様々な機能が使用できる。
  • 評価: ★★★★☆(4.5/5)
  • 価格: ★★★★☆(4/5)無料〜
    手軽に使用できる生成AIとしては最もおすすめ。無料ユーザでも利用可能な機能が多く、有料プランも利用料が安い。Webの使い勝手がよく、初心者フレンドリー。また、テンプレートやガイドが多く、デザインの良いものが多数揃えられているため、短時間で目的のデザインを完成する事ができる。Kindle出版や印刷物、プレゼン資料、ショート動画制作など使用範囲が幅広く使いやすい。
Midjourney
  • 概要: AIを用いた画像生成ツール。高品質なイラストやデザインを自動生成します。
  • 評価: ★★★★☆(4/5)
  • 価格: ★★★☆☆(3/5) $10/月〜
    高品質な画像生成が可能で、ユーザーフレンドリーなインターフェースを持つ。2024年7月現在、無料プランはすでに廃止されて有料プランのみ利用できます。Discordを介して画像生成を行い、使用方法も比較的簡単。他人の生成した画像も見ることができるので、生成プロンプトのヒントになる。ただしサイトは英語のみで、日本語プロンプトに対応していないため、英語が苦手な人はやめておいた方が良い。

音楽

AIは音楽の分野でも活躍しています。AIが作曲した楽曲を元に、新しいメロディやリズムを作り出すことができます。これにより、作曲家やアーティストは新しいインスピレーションを得ることができます。

Jukedeck
  • 概要: AIを利用してオリジナル音楽を生成するプラットフォーム。
  • 評価: ★★★★☆(4/5)
    簡単に使用でき、商用利用も可能。ただし、生成される音楽の質にばらつきがあることも。
Amper Music
  • 概要: AI作曲ツールで、簡単な設定で音楽を生成します。
  • 評価: ★★★★☆(4/5)
    ユーザーフレンドリーで多様なジャンルに対応。ただし、深いカスタマイズには限界がある。

2. ビジネス分野

マーケティング

生成AIは、マーケティング戦略の一環として利用されています。例えば、AIが自動的に広告文やキャッチフレーズを作成し、ターゲットオーディエンスに最適なメッセージを届けることができます。また、AIがユーザーの行動データを分析し、最適なマーケティングキャンペーンを提案することも可能です。

Persado
  • 概要: AIを利用してマーケティングメッセージを生成し、最適なキャッチフレーズやコピーを提案。
  • 評価: ★★★★☆(4.5/5)
    効果的なマーケティングメッセージを自動生成できるが、高度なカスタマイズには一部制約あり。
Copy.ai
  • 概要: テキスト生成AIツールで、広告コピーやブログ記事を自動生成。
  • 評価: ★★★★☆(4/5)
    多機能で使いやすいが、生成されるコンテンツの質はユーザーの入力に依存する。

データ解析

ビジネスの意思決定において、データ解析は重要な役割を果たします。生成AIは、大量のデータからパターンを見つけ出し、新しいインサイトを提供することができます。これにより、企業はより正確な予測や戦略を立てることができます。

GPT-4o(OpenAI)
  • 概要: テキスト生成に優れたAIモデルで、ビジネスインテリジェンスやデータ分析に応用可能。
  • 評価: ★★★★★(5/5)
    高度な自然言語処理能力を持ち、データ解析やレポート作成に非常に役立つ。
DataRobot
  • 概要: 機械学習プラットフォームで、データ解析や予測モデルの自動生成を支援。
  • 評価: ★★★★☆(4/5)
    強力な自動化機能を持つが、使用には一定の技術知識が必要。

3. 教育分野

教材作成

生成AIは、教育現場でも活用されています。例えば、AIが自動的に問題集や教材を作成し、教師や学生に提供することができます。これにより、教育の質が向上し、学習の効率が高まります。

Socratic by Google
  • 概要: AIを利用して教育コンテンツを生成し、学生の質問に答えるツール。
  • 評価: ★★★★☆(4.5/5)
    学生にとって非常に便利で、広範な教育リソースを提供するが、カバーしていない分野もある。
Quizlet
  • 概要: 学習カードやテストを自動生成する教育プラットフォーム。
  • 評価: ★★★★☆(4/5)
    幅広い学習ツールを提供し、ユーザーの学習をサポート。ただし、生成内容にばらつきがある。

学習サポート

AIは、個々の学生の学習進捗をリアルタイムで分析し、適切なフィードバックを提供することができます。これにより、学生は自分の弱点を把握し、効果的な学習方法を見つけることができます。

Khan Academy
  • 概要: AIを用いてパーソナライズされた学習支援を提供する教育プラットフォーム。
  • 評価: ★★★★★(5/5)
    高品質な教育リソースと個別サポートを提供し、多くの学生に利用されています。

4. 医療分野

診断支援

生成AIは、医療診断の補助としても利用されています。例えば、AIが画像診断データを分析し、医師が見落としがちな異常を発見することができます。これにより、早期発見と治療の精度が向上します。

IBM Watson Health
  • 概要: 医療データを解析し、診断支援や治療提案を行うプラットフォーム。
  • 評価: ★★★★☆(4/5)
    医療データの解析に優れており、診断支援に有用。ただし、導入コストが高い場合がある。
Zebra Medical Vision
  • 概要: 医療画像を解析し、異常を検出するAIツール。
  • 評価: ★★★★☆(4/5)
    高精度な解析を提供するが、特定の病状に限定されることもある。

医薬品開発

医薬品開発

AIは、膨大な化学データを基に新しい薬の候補を生成することができます。これにより、医薬品開発のスピードが飛躍的に向上し、新しい治療法の発見が期待されています。

Atomwise
  • 概要: AIを利用して新薬候補を生成し、薬物発見プロセスを加速。
  • 評価: ★★★★☆(4.5/5)
    効率的な新薬開発をサポートするが、完全な自動化には限界がある。
Insilico Medicine
  • 概要: AIを用いて新しい治療法を発見するプラットフォーム。
  • 評価: ★★★★★(5/5)
    先進的なアプローチで、新しい治療法の発見に大きく貢献している。

5. エンターテイメント分野

ゲーム開発

生成AIは、ゲームのキャラクターやストーリーを自動生成することができます。これにより、ゲーム開発者は新しいコンテンツを短期間で制作することが可能になります。

Unity ML-Agents
  • 概要: ゲーム開発環境でAIを利用し、キャラクターの行動を生成。
  • 評価: ★★★★☆(4/5)
    強力な開発ツールだが、使用にはプログラミングの知識が必要。
GPT-4o(OpenAI)
  • 概要: ゲームのシナリオやキャラクターの対話を生成するAIモデル。
  • 評価: ★★★★★(5/5)
    高度な自然言語処理能力で、リアルな対話やストーリー展開を実現。

映像制作

AIは映像制作の分野でも利用されています。例えば、AIがシナリオを書いたり、映像編集を自動化することで、制作コストと時間を大幅に削減できます。

Runway ML
  • 概要: 映像編集やエフェクト生成に特化したAIプラットフォーム。
  • 評価: ★★★★☆(4/5)
    簡単に高品質な映像効果を生成できるが、特定の機能には制限がある。
Synthesia
  • 概要: AIを利用して動画の自動生成やアバターを作成。
  • 評価: ★★★★★(5/5)
    高精度な動画生成が可能で、幅広い用途に対応。

まとめ

生成AIは、多くの分野で新しい可能性を生み出しています。クリエイティブ分野からビジネス、教育、医療、エンターテイメントまで、その活用方法は多岐にわたります。初心者でも理解しやすいように、生成AIの基本的な仕組みと各分野での応用例を紹介しました。これを機に、生成AIのさらなる可能性に目を向けてみてください。

*この記事は2024年7月時点で作成されています。

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